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タケノコ(竹の子・筍)
イネ科
旬の目安〈2月〜5月〉

モウソウチク〔孟宗竹〕

薩摩[さつま]藩主島津吉貴によって、1736年(元文1)、現在の鹿児島市磯公園に琉球経由で入った株が植えられたのが最初で、以後青森県以南の各地に広まった。タケノコは、年末に早掘りのものがでるが、一般には西南暖地で2月下旬から出始め、5月下旬まで各地て収獲が続く。地面をビニルで被覆したり、温泉熱を利用した栽培も行なわれる。タケノコは太形で肉厚、やわらかく、えぐ味が少ない。吸い物や和え物、煮物、揚げ物などにされる。一般にタケノコの栄養成分はたんばく質を豊富に含み、ピタミンB1・B2、ミネラルを含む。食物繊維の豊富な食べ物として注目されている。