![]() |
||||
カリフラワー キャベツの仲間であるが、ふつうのキャベツとは異なり地中海東部の野生種から生まれたと推定されている。芽が生育し、へらの形の外葉が大きくなると、芽の頂部に未発達の蕾[つぼみ]の集合体ができる。この集合体を花蕾[からい]とよび、これを食用とする。花蕾の大きさ、形、しまり、色は多様である。日本では1960年代に入って急速に普及し、早生、晩生など多くの品種が育成され、ほぼ周年供給されるようになったが、近年ブロッコリーに押され激減している。サマースノー、スノーストップ、銀嶺、抱月などの品種がある。日本の品種の花蕾は白色が主体であるが、紫色、橙[だいだい]色の品種もあり、さんごしょうの花蕾は黄緑で形も特異である。花蕾にはカルシウム、鉄などの無機質、ビタミンCを多く含む。一般にはゆでてからサラダに入れたり、あるいはスープや炒め物に用いる。
|
|