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れんこん(蓮根) レンコンはハスの肥大した地下(水中)茎である。ハスは多年生の水生草本で、中国原産説が有力だが、エジプト原産説もある。日本には、1500年以上前に渡来した。本格的に栽培が行われるようになったのは明治時代以降である。古くに渡来した在来種は収量が少なく、地中に深く入る品種が多く、ごく限られた地域に残るのみである。在来種の朝鮮型は東海地方を中心に栽培される。現在の主流は明治時代初期に導入された中国種と備中種(加賀も同系)で浅根性、地下茎の肥大性も強い。杵島[きしま]は早生・多収・耐病性を目標に中国種と備中種の交雑後代から育成された。揚げ物、煮物、蒸し物、酢の物などに利用される。食物繊維が豊富でビタミンC、鉄分が多い。
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