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かぼちゃ(南瓜) セイヨウカボチャ〔西洋南瓜〕 ●クリカポチヤ(票南瓜) 幕末に日本に渡来したが、高温多湿を嫌うため、福島、長野、新潟県以北の冷涼地帯で栽培されていた。1960年代以降、食生活の変化とともに、果肉の粘質な二ホンカボチャより、粉質なセイヨウカポチャに嗜好[しこう]が移って、消費が急増し、栽培面てもピニル被覆などの利用、良質の早生品種が育成されたことが、相乗的に働き、栽培が全国的に普及し、カポチャの主流になった。かつては輸入品種のターバン、デリシャス、ハッパードとその馴化[じゅんか]種が主体であった。1960年代に入って、芳香青皮甘栗(俗称;東京カポチャ)が急速に普及、ついで、より粉質の黒皮栗(えぴす、みやこなど)が主体となった。さらに粉質の白皮栗(白爵、雪化粧など)も発表されている。赤皮栗(赤ずきん、赤錦など)もあるが、あまり普及していない。
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