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知っておきたい食事の心得

第十一回 「菓子、薄茶」

薄茶をいただくときに気をつけたいのが指輪等です。薄茶は、直接茶碗を手に取っていただくので、指輪等で傷をつけないように、あらかじめはずしておきたいものです。

茶碗を回すしきたりは、お茶の心得がない人は緊張しますが、要は自分の前に置かれた茶碗の正面をはずして謙る気持ちを表現しているわけですから 左側に一〜二回、手のひらで回転させてから飲むようにすれば良いだけです。

飲み終わった茶碗は、よく鑑賞してから、もとの位置に戻しておくようにします。

 

●黒文字に杉楊枝を添えるのは、2本にして食べやすくするためですが、黒文字2本を使うのは、タブーとされています。
黒文字を2本使う場合は、お菓子を取り分けて、 黒文字を菓子器に返し、回してくださいと言う合図に 成っているそうです。

●茶碗は、自分前に置かれた正面をはずします。約45度、左に回していただきましょう。いただいたあとは、もとに戻します(亭主もしくはお給仕し手もらった方が 正面を見れる方向にです。)