>> HOMEへ戻る

知っておきたい食事の心得

第八回 「酢の物

酢の物には、ご飯の前にさわやかな酸味で口を清めるのと同時に、改めて食欲をそそる意味もあります。

百合の花をかたどった清水六兵衛の青磁に盛られた酢の物は、たこを絹笠茸で包んだ手の込んだ一品。
たこ、絹笠茸、大徳時麩、それぞれに異なる歯応えを 特性梅肉にて妙味を楽しむのも一興。

酢の物のいただき方は、炊き合わせと同様、基本は器を折敷に置いたまま。ただし、汁けの多いものの場合は同様に、器を持っていただきます。

無理手腕を伸ばすより、器を持つ方が食べやすいと思えば、器を持ってもかまいません。

●器に左手を添え、手前から汁を含ませながらいただきます。薬味の針生姜も一緒にいただきましょう。