3月のお料理
2013年03月01日
情緒を豊かに感じていただけるよう、そしてそれが皆様の明日への活力になります様 精進しております。少しでも伝われば本望です。
鯛と筍の楽しみ方をテーマにしてます。
昼食36,750円コースの一例を紹介させて頂きます。
※献立内容は当日の仕入れ状況等により変更することがございますが、
ご了承の程、よろしくお願い申し上げます。
八寸
はじめに、オードブル的な物、初春の情緒を感じて頂く八寸を 銘々にお出しします。
蛤やミル貝、帆立、赤貝などの貝殻の内側に金箔を張り器にした物に 内容は日によって変わりますが、だいたい紀州産の焼 唐墨、 この子と焼椎茸の和え物、鮑の酢の物など7〜8種類のプチ・キュージーヌ を一つ一つ 工夫して彩りよくデコレートして おります。
煮物椀
今でしたら脂ののってきた瀬戸内の油目を挽きたての鰹出汁とご一緒に!!
出汁の原料は、美味しい水、私どもの為に選ばれた昆布&塩、私どもの為に作られている鰹節&醤油です。
出汁は、それぞれのその時々の素材を把握しそれにあったタイミング、火加減が重要です
集中を要する仕事です。
他には、熊本の蛤を汐(ウシオ)仕立にし胡麻豆腐と十六島(ウップルイ)岩海苔の薫りと共に御出しする事もあります 。
お造り
瀬戸内の徐々に脂ののってきた鯛を鹿子造りにして蕗の薹醤油と共にお出ししたり、北海道で水揚げされたトロ、文甲烏賊の焼霜造りなどをサービスしております。
湯葉蒸しには揚げたての活車エビと慈姑を交互に生姜あんにてあつあつを召し上がっていただけます。
焼き物
脂がのってきた鱒を皮の部分はパリパリに仕上げ身の部分はお客さまの前に来て一息ついたくらいにジャスト仕上がるタイミングにて焼き上げております。
器として、ほうらくに炭を仕込んだ物をご用意することによって、 はじめから食べ終わるまであつあつで召し上がっていただけるよう心がけています。
炊合わせ
西京(大原野)からの取れたて筍、出会い物の徳島わかめ、嵯峨豆腐をさっと揚げしっとり焚いたトウバ豆腐などを それぞれに焚きあつあつで召し上がって頂くようタイミングを合わせ仕上げます。木の芽の薫りと共に!
御飯
白魚御飯、筍御飯、鯛御飯、等その日のお楽しみです。
ご希望がない限り3年間位は同じ献立に成らぬよう工夫させて頂いております。
御飯は、アルデンテに仕上げ蒸らしません。
その代わり水の割合は多めに成ります。
そのように仕上げると大変美味しく感じるのですがその美味しいタイミングが大変短くお客さまが召し上がるスピードに合わせる事は大変微妙で集中力、コミュニケイション能力が必要とされます。
一度味わってみてください。
おつけ物も当然私どもで吟味し漬けた物をお出ししています。
果物&デザート
お菓子は、自家製の菜の花きんとんをお出ししています。
注)写真はイメージとなります。