徳岡邦夫
京都吉兆 総料理長
1960年生まれ。「吉兆」創業者湯木貞一氏の孫にあたる。
1980年から本格的に修行を始め、貞一から料理の核心を学ぶ。
1995年から総料理長として現場を指揮し、2009年には株式会社京都吉兆 代表取締役社長に就任。
2004年頃より海外の料理イベントにも積極的に参加し始め、2008年にはG8(洞爺湖サミット)にて社交晩餐会を担当。
国内では、地域活性化や第一次産業の現場における様々な課題解決に取り組み、現在、文化産業科学学会・名誉理事や東京農業大学・客員教授も務める。
伝統を守りながらも時代に即した食への多方面からのアプローチに挑戦し続け、日本料理に多彩な演出、提案を行い、日本食の啓発に尽力する。
詳しい経歴<経歴>
2004年 | イタリアにてスローフード協会主催 “食の祭典”「サローネ・デル・グスト」へ参加(2006年にも参加) |
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2005年 | スペインにて「マドリッド・フュージョン」へ参加 |
2007年 | アメリカ・カリフォルニアにてCIAによる料理会議「THE RISE OF ASIA」へ参加(2008年にも参加) |
2008年 | NPO団体 ジェームス・ビアード財団より日本人初の「ジェームズ・ビアード・アワード」に選ばれる 北海道・洞爺湖で開催された首脳サミットG8にて社交晩餐会を担当 |
2009年 | 株式会社京都吉兆 社長就任 「世界料理サミット2009 TOKYO TASTE」に日本代表として参加 京丹後市専門委員(政策企画委員)就任 イギリス・ロンドンにて 「うま味サミット in ロンドン」へ参加 『ミシュランガイド 京都・大阪』にて嵐山本店 三つ星・HANA吉兆 一つ星評価(以降現在に至るまで12年連続同評価) |
2010年 | アメリカ・カリフォルニアにてCIAによる料理会議「World of Flavor Conference &Festival」へ参加 |
2012年 | 『ミシュランガイド北海道 特別版』にて洞爺湖店 二つ星 評価(2017年特別版でも同評価) |
2013年 | アメリカ・カリフォルニアにてCIAによる料理会議「World of Flavor Conference 2013」へ参加 |
2015年 | イタリア・ミラノ万博に参加 国際連合食糧農業機関 (FAO) の依頼によりイタリアにて特別講演を行う 文化産業科学学会 名誉理事就任 |
2016年 | シャンパーニュ騎士団 第7回叙任式典にてオフィシェ受章 東京農業大学 客員教授就任 みえの食国際大使に就任 |
2019年 | 『ミシュランガイド愛知・岐阜・三重 特別版』にて名古屋店 一つ星 評価 農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」第4回シルバー賞 受賞 |
著書のご紹介<著書>
2007年 | 「春の食卓」(バジリコ)/「夏の食卓」(バジリコ)/「秋の食卓」(バジリコ)/「冬の食卓」(バジリコ) |
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2009年 | 「嵐山吉兆 男子の台所」(バジリコ) 「おいしい野菜の見分け方」(バジリコ)※ 環境保全型農業の第一人者、西村和夫氏と共著 |
2010年 | 「京都吉兆」(講談社インターナショナル) /「KITCHO」(講談社インターナショナル) ※「京都吉兆」 英文版 「花鳥風月みな料理なり」(学生社) 「京都吉兆 仕事の作法」(PHP研究所) 「酒のつまみ」(文藝春秋) 「文庫版 四季の食卓」(文藝春秋) |
2013年 | 「料亭「吉兆」を一代で築き、日本料理と茶の湯に命を懸けた祖父・湯木貞一の背中を見て、孫の徳岡邦夫は何を学んだのか」(淡交社) |