京都吉兆は創業以来、たくさんの支持者やお客様、社員、生産者によって支えられてきました。料理を媒介として人と人を繋ぎ、価値の創出に寄与する。そのお役目を果たす存在であり続けようと、一生懸命に走り続けて今があります。その原動力となったのは、“結果が出るまで諦めない” という若き日の誓い。情熱と努力の積み重ねは必ず結果につながる。そのことを私自身が実証する思いで、今も日々調理場に立ち続けています。

みなさんにもそれぞれ、思い描く夢や未来があることでしょう。結果を出すとは、言葉で言うほど簡単なことではありません。９９％まで来ているのに、あと１％のところで諦めてしまう人を今までたくさん見てきました。だからこそ、“結果が出るまで諦めない” 最後の１％を突破する勇気を持っていただきたいと思います。

京都吉兆には一料理屋の範疇を超えた様々な可能性とチャンスが溢れています。人と人、産業と産業、あらゆるモノやことを繋ぐプラットホームで自身を鍛えていきませんか。世界を舞台に多くの人の役に立つ、その志を共に育てていきましょう。

代表取締役 / 総料理長 徳岡邦夫

料亭というと敷居の高さを感じる方もいるかもしれませんが、私たちが目指すのは記憶に残る料理と豊かな時間を提供すること。お仕着せのサービスではなく、食材のお好みなどをお聞きしてお口に合うお料理をお出しするとともに、ご来店の目的に応じたきめ細やかなおもてなしを大切にしています。

最高の日本料理とおもてなしに期待してくださるお客様のお出迎えからお料理の提供、お見送りまでを担うのがサービススタッフです。まずは先輩スタッフのアシスタントとしておもてなしの基本を学びながら、お料理を盛る器、茶道、華道、掛け軸、書道など、日本文化への造詣を深め、ゆくゆくは接客を通じてお客様に日本文化の魅力を伝えられる存在になってほしいと願っています。入社後は着物の着付から教え、接客もマニュアルを用いて丁寧に指導するので、これまで着物を着る機会が少なかった方も安心してご入社いただけると思います。

当社はキャリアパスも多彩で、スタッフを経て、部門長であるサービス長、店長、食文化創造部（物販部門）など異なる部署の管理職など、本人の希望と適性に応じた様々な道をご用意しています。家庭と仕事を両立する人材も活躍しているので、結婚・出産・育児と並行して仕事を続けることも可能です。今はまだコロナ禍で海外との行き来がままならない状況ですが、当社は以前から海外とのご縁があり、日本料理を世界に広める活動にも注力。これまでもアメリカやイタリアなどでのイベントに参加し、現地にサービススタッフを帯同したこともあります。数年後には国内で新たなビジネスがスタートする計画もあるので、若い皆さんが活躍できる場はまだまだあります。

京都吉兆が育んできた日本文化を国内外に継承するために、私たちと一緒に働いてみませんか。

取締役 / 女将 徳岡理津子

3年程勤務していたHANA吉兆では、唎酒師の資格を取得しました。お料理に合った日本酒をアテンドしたいと料理長に提案したところ、「どんどんおすすめしていこう」と快諾していただき、仕入れも任せてもらえるように。自分の世界が広がり、創意工夫を重ねるやりがいを味わうことができました。
京都吉兆では提案に対して、基本“ノー”と言われることはありません。伝統や格式といった印象を持たれる方が多いと思いますが、現場では「まずはやってみよう」という姿勢が重視されています。そして、誰よりも社長がアイデアマン。寝ても覚めても料理のことを考えていて、そのパワーには圧倒されるばかり。
私も日々情熱を燃やしていきます。

人と接することが好きで、就職活動では“お客様をもてなす”接客業を中心に企業研究をしていました。
私は京都生まれの京都育ち。京都吉兆の求人を見た時は正直、有名料亭は敷居が高いなと不安だったのですが、思い切って会社説明会に参加したことが縁となり現在に至っています。
入社の決め手になったのは、一次選考の後に行われた座談会です。先輩社員が生き生きと活躍している様子を伺い、私も京都吉兆の一員になれたらこんな風になりたい！と、憧れを持ちました。入社後、その先輩にお会いした際、「座談会でお会いしましたね」と声をかけていただき感動。この再会を機に“早く一人前になろう”と気持ちが固まりました。