2006.04.02
初めて出会ったころは何の感情も生まれてこなかった人やモノでも、接触を繰り返しているうちに、いつの間にかその人やモノを好きになってしまうことがあります。
人間で言いますと相手の人格や家庭環境、地位などを一切知らなくても、単に何度も会う、声を聞く、顔を見るだけでその人に対して好意的な感情が生まれます。
こういった現象を「単純接触の原理」と言うそうです。
友人関係が成立したきっかけを聞いてみますと、学校の入学式や社会人での勉強会・研究会でたまたま隣に座ったのが縁で、という答えが返ってくることがあります。
また、テレビコマーシャル放映もこの原理ですね。
実際には商品の品質や企業の優良性が保証されるのではなく、商品やサービスの説明、企業への親しみやすさを持っていただくことが目的となります。
この「単純接触の原理」は実際のところ、会えば会うほど必ず相手が好印象を持ってくれるとは限りません。
この原理が成り立つのは、第一印象が肯定的か中立的の時だそうです。
ですから、初対面に否定的な印象を持たれてしまったら、逆に会えば会うほど嫌われてしまう可能性があるわけです。
相手と親しくなれるかどうかの決め手は、第一印象が大きく作用するわけですね。
お世話になった人だけでなく、少し距離のできた人にもパワフルに好印象でたくさんの方々にどんどん接触をして、より良い関係を作っていけると良いですね!!