2022.05.10 お知らせ
ただいま、公益財団法人 湯木美術館では、令和4年 春季展「金工の茶道具と釜の魅力」を開催しております。
茶の湯で使用される道具はさまざまな素材から作られておりますが、この度は“金工の茶道具”に着目した展覧会となっております。
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令和4年 春季展
「金工の茶道具と釜の魅力」
※ 画像の著作権は、公益財団法人湯木美術館にあり、無断転用を禁じます。
会 期 … 2022年4月1日(金)~7月18日(月祝) ※ 月曜日休館
【前期展示】 4月1日(金)~5月22日(日)
【後期展示】 5月25日(水)~7月18日(月祝)
※今後の情勢により、予定が変更となる可能性がございます。
開 館 … 10:00 ~ 16:30 [入館 16:00まで]
入館料 … 一般 700円 / 大学生 400円 / 高校生 300円
アクセス … 公益財団法人 湯木美術館
電 話 … 06-6203-0188
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今回の展示品である「古銅桔梗口獅子耳花入」は、明[みん]時代(14~15世紀)の作で中国より渡来。室町幕府八代将軍足利義政の頃まで将軍家に伝わり、武野紹鴎・千利休を経て小堀家に伝わったとされる東山御物の唐物花入です。
主に銅や錫の合金の古銅で作られ、胴部に施される精密な猛獣文様は邪気を避ける意味合いがあり、見どころとなっております。
他にも利休好みの代表的な釜や、銅に錫や亜鉛を加えた砂張で作られた「砂張二重青海水指」、金継が景色となっている「井戸脇茶碗 銘 長崎」など、約50点が展示されています。
吉兆創業者・湯木貞一の茶道具収集にかけた情熱を肌で感じていただけますと幸いでございます。
茶の湯の芸術的な魅力と日本文化の奥深さを感じる展示会となっておりますので、ぜひ一度足をお運びください。
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京都吉兆 文化広報課