2023.10.06 ご案内
ただいま、公益財団法人 湯木美術館では、令和5年秋季展「大名家の茶道具 細川三斎、片桐石州から柳沢尭山まで」を開催しております。
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令和5年秋季展
「大名家の茶道具 細川三斎、片桐石州から柳沢尭山まで」
※ 画像の著作権は、公益財団法人湯木美術館にあり、無断転用を禁じます。
会 期 … 2023年9月1日(金) ~ 12月10日(日) ※ 毎週月曜日休館
【前期展示】 9月 1日(金) ~ 10月15日(日)
【後期展示】 10月18日(水) ~ 12月10日(日)
開 館 … 10:00 ~ 16:30 [入館 16:00まで]
入館料 … 一般 700円 / 大学生 400円 / 高校生 300円
アクセス… 公益財団法人 湯木美術館
電 話 … 06-6203-0188
湯木美術館HP 秋季展についてはこちら
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現在、湯木美術館、秋の展示では、大名家にゆかりのある茶道具を中心に展示されています。
武家の茶は、古田織部、細川三斎、織田有楽らによって、江戸時代初期に、わび茶から展開したと言われ、斬新で大胆なデザインが特徴。
筑前福岡藩の藩窯として開業した高取焼では、「高取焼沓形茶碗」のような豪快な作風のものが展示されています。
対馬の大名、宗氏が所持していた来歴を持つ茶碗「大井戸茶碗 銘 対馬」は、豪壮な姿で古の数奇者が賞賛した逸品です。
大和小泉藩2代藩主・片桐石州は、4代将軍徳川家綱の茶道師範となった人物で、「石州筆 野村休盛宛 書状」(利休作一重切花入の鑑定の返事)には、石州門下や石州の茶に影響された茶人たちが諸藩で活動する様子をうかがうことが出来ます。
「黄瀬戸建水 銘 大脇指」「古染付山水図芋頭水指」など、箱書や添状などから、武家が旧蔵したことがわかる茶道具、開窯や制作に大名家が影響を与えた作品など、前後期合わせて約40点が公開されています。
武家の間で茶湯が盛んであったことを物語る作品がこれだけ多く揃うのは、湯木美術館でなければできない展示会。
お近くにお越しの際は、お立ち寄りくださいませ。
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― 湯木美術館について ―
初代館長であった湯木貞一は日本料理店「吉兆」の創業者でもありました。
湯木は料理と茶の湯を人生の両輪とし、料理と共に茶の湯の研鑚も重ねて、茶事・茶会を催すかたわらで
茶の湯の道具の収集にも心を傾けました。
湯木美術館はその湯木の茶の湯のコレクションを収蔵し、展示しています。
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京都吉兆 文化広報課