2022.01.18 お知らせ
ただいま、公益財団法人 湯木美術館では、令和4年 早春展「慶賀と喜びの茶道具 ― 春の風情を楽しむ」を開催しております。
当美術館は、初代館長を務めた吉兆創業者・湯木貞一が収集した茶道具を中心に、重要文化財13点、重要美術品3点を含め、主に奈良時代から江戸時代にわたる優品を所蔵しております。
慶賀を楽しむ本企画では、和歌や画賛をはじめ縁起のよい銘がつけられた茶道具などから、新春の風情を楽しむことができます。
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令和4年 早春展
「慶賀と喜びの茶道具 ― 春の風情を楽しむ」
※ 画像の著作権は、公益財団法人湯木美術館にあり、無断転用を禁じます。
会 期 … 2022年1月8日(土)~3月21日(月祝) ※ 月曜日休館
※今後の情勢により、予定が変更となる可能性がございます。
開 館 … 10:00 ~ 16:30 [入館 16:00まで]
入館料 … 一般 700円 / 大学生 400円 / 高校生 300円
アクセス … 公益財団法人 湯木美術館
電 話 … 06-6203-0188
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【前期展示】 1月8日(土)~2月13日(日)
今年は各地大雪に見舞われていることかと思いますが、“雪は豊年の瑞(しるし)”とも言われます。
藤原行成 筆とされる「升色紙」は三色紙の一つにも挙げられ、「春雪の降る日」を詠んだ和歌の書かれた、新春にふさわしい色紙です。
また、「賀 三十之内(不昧花押)」の箱書がある、江戸後期茶人 松平不昧による薄茶器や、七福神 大黒天の頭巾を連想するため「大黒」の銘がつけられた、裏千家八代 一燈宗室の黒茶碗なども展示されています。
【後期展示】 2月16日(水)~3月21日(月祝)
与謝蕪村 筆の「花見画賛」には、絵師 土佐将監の弟子 又平が、桜の花の下で羽織・脇指姿で踊る様子がユーモラスに描かれています。
その他、千宗旦の没後200年に作られた「唐物朱輪花盆写」なども公開されている貴重な展示会です。
吉兆が所蔵していた美術品を、多くの方に楽しんでいただけるよう設立・運営しております当館にて、湯木貞一の茶の湯へのこだわりと美意識が反映された所蔵品をお楽しみくださいませ。
茶の湯をテーマに、穏やかで品格があり、洗練された趣きをもつ焼物やお道具なども揃えておりますので、ぜひ一度ご来館くださいませ。
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京都吉兆 文化広報課