第一回 家庭教育セミナー
日時 平成十五年六月十七日(火)
場所 御室幼稚園
講師 嵐山吉兆 主人
徳岡 邦夫
内容 「食育 〜皆さん!本当にそ れで良いんですか〜」
「最近コシヒカリでアレルギーを起こす子どもがいる事をご存知ですか?経済性や効率性、味を優先し改良し続けた歪みが今出ているのです。恐い事だと思いませんか?」
との間いかけから始まったセミナーは、梅雨空の中参加して下さった皆様にどのように感じていただけたでしようか。日々の子育てに追われ世の中の流れに乗るように節約第一で、食に無頓着となっていた私達には、深く考えさせられ反省する時間となりました。
まず、のどかな田園風景、その中で心を込めて野菜を作る農家の人々を、皆で目をとじてイメージしてみました。そして朝採りの胡瓜を試食させて頂きました。また、スーパーのお醤油と吉兆さんで使われるお醤油の味の違いを体験させて頂きました。
『本当に美味しい物とは何か』を常に意識し、今起こっている事を否定するだけでなく、何が出来るかを考える中で、吉兆さんでは料理に使う身近な材料から様々な取り組みをされているそうです。その一つとして、実際に作られている生産者に安全性などの働きかけや話し合いもされています。同じ様に私達消費者も人と人との繋がりを大事にし、子どもたちを大切に思う心が大きな力となり、社会が変わるかもしれないし、また、そうなって欲しいと真剣に訴えかけられました。
「一番大事なことは、沢山の情報の中から自分で求め判断し、選び実行して、その責任を果たす覚悟を自分自身で持つことではないでしようか。」との結びに続いて活発な質問がなされ貴重な時間を過ごさせて頂きました。 (藤井) |