バーニャカウダ白味噌仕立て
鮑、伊勢海老、筍、アスパラほか
器/白磁、テラコッタ・コンロ
イタリアでお世話になったシェフからいただいたコンロを使って。バーニャカウダはアンチョビのソースに、野菜をつけるが、それを逆転。ニンニクを牛乳で煮込み、ペースト状にして白味噌と合わせたソースに魚介をつけていただく。味噌とニンニクの相性抜群!鮑や生の伊勢海老にイタリア野菜をメインに添えて。 |
胡麻葛切りの冷製パスタ
モッツァレラ、トマト、バジル
器/大正バカラ
徳岡氏が試行錯誤を繰り返した一品。最初は胡麻豆腐をパスタに見立てようとしたが、うまくいかなかった。そこで、胡麻のエキスだけで葛切り状にすることに。ある程度、食感と歯応えを出したかったので、初めは麺のように細く切ってみたが、もちもちになりすぎ、これも失敗。で、生まれたのがショートパスタだった。 |
八寸盛り込み
いわばオードブル盛り合わせ
器/青竹、大正バカラ大皿
鮒寿司のゴルゴンゾーラ芥子醤油パン、白身魚醤油漬け黄身、サーモン香草巻き、牛舌、カブ唐墨和え、海老納豆レタス巻き、マグロ・マッシュ、塩ゆでセロリ芥子味噌和え。青竹も京都を象徴するシンボリックなもの。白いのは百合根のソース。好みでつけながらいただく。世界は今、日本料理の繊細な盛りつけにも大注目。 |
湯葉グラス
汲み上げ湯葉、焼き海老、柚子ほか
器/吉兆オリジナル・バカラグラス
イタリアのトリノでも同じ料理を披露。だしの葛あんを加え、ヨーロッパで大流行の柚子の香りを添えた。何かメッセージ性のあるものを、と考え、京都伝統の湯葉をモチーフにした。湯葉こそ、1200年も変わらぬ製法で手作りされている、まさにスローフード。イタリアでは100人前の湯葉を徹夜して、一から作り上げた。 |