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日盛りの夏に京都へ足を運んだ人にしか味わえないごちそうがあります。鱧、鮎、京野菜・・・・・。
海を持たない京の街だからこそ生まれた多彩な魚料理、豊穣な地と清らかな軟水がもたらす健やかな食材の滋味。
千年の都が育んだもてなしの文化は、盆地独特の蒸し暑さを払うような目にも涼やかな趣向とともに ひときわ洗練された京料理を生み出しました。そんな極上の味と時間を愉しみに、京都のとっておきの名店へ-----。

写真右)特注のバカラの丸向に盛られた「嵐山吉兆」の「焼霜鮑」。贅沢な鮑の味を引き立てるのは、長芋、オクラ、南京、椎茸といった無農薬野菜。

写真下)「氷室膳 加茂茄子、海老」バカラ舟型向。 砕き固めた真っ白な氷を膳に見立て、 年代もののバカラの器に料理を盛る。 散らした梶の葉も「涼」を物語る。

清涼感溢れる 山の香りが告げる 嵯峨野の夏の、贅と粋
西も東も山に囲まれた盆地、京都の夏の暑さは、古より書物に歌に、小説にと記されてきました。そして、この暑さが生んだ素晴らしい美意識もまた、京都の魅力。それは「涼」を演出するさまざまな工夫です。『枕草子』には、夏の日に氷室から切り出した氷に蜜をかけていただく、宮中のやんごとなき人々の様子が描かれていますが、ここ「嵐山吉兆」でも、創業者・湯木貞一氏が考案した氷室膳が吉兆の夏料理を彩る名脇役として、この時期、訪れる客を幻想的な嵯峨野の夕べへ誘う役を果たしています。「嵐山吉兆」料理長の徳岡邦夫さんが、この店に伝わる古いバカラの器に盛ったのは、京野菜の夏の顔「加茂茄子」と海老。夏の宴がここに始まります。京都の山々に炎の文字が踊る「大文字さん」の日には、宴の後半には店の前を流れる桂川に出でて、川面に浮かぶ舟に揺られつつ香ばしい鮎に舌鼓・・・という贅沢な京遊びが待っています。舟より見えるのは「大文字」「鳥居形」のふたつ。黒漆の盆に大の字を映し飲み干し、人々は互いの絆を無言のうちに確かめ合い無病息災を願います。京都の夏に言葉は要らないようです。味わい、見つめ、香りを楽しむ・・・。古都が見せる美しい「涼」が訪れる人をただただ圧倒します。

写真上/八寸。「唐物手付菜籠」には、バカラ馬上盃に盛る鮑酢とカット青色猪口に盛る夏野菜が並ぶ。法月にごり甘焚と牛舌旨煮を忍ばせた。

写真下/「雲丹松前焼」。昆布の舟に雲丹をのせて炙り焼きに。昆布の旨味と雲丹のとろみが溶け合うなんとも贅沢な味。



椀「鱧 五月豆」。「嵐山吉兆」に長く伝わる夕顔蒔絵、芙蓉蒔絵の椀。滋味溢れる深い出汁の風味が、京名物の鱧を存分に引き立てる。
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