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普段は言えない「家族」への言葉

ちょうどバブルの時期に相次いで生まれた二人の息子は、いまだいがく一年生と高校二年生です。すぐにバブルが弾けて、吉兆の経営変革を余儀なくされた頃でした。僕は九五年に料理長になり、猛烈に忙しかった。それで、息子達とは別々に暮らすことになりました。山形に住んでいた妻の両親に京都へ来ていただいて、子供たちを預かってもらったのです。僕自身も親といつも一緒にいたという覚えはありませんし、自立心、独立心を育むことが、一番重要だと考えての選択でした。お店が休みの水曜日に食事をするようにしていましたが、息子たちは塾、僕にも用事があったりして、月に二回会うくらいのものだったと思います。

息子たちに、吉兆を継げと言ったことはありません。自分の好きな道を選びなさいと、いつも言ってきました。ただし、責任は自分で取りなさい、責任が取れないことはするなと。月に二回くらいしか会わないのに、そんな話ばかりするものですから、息子たちは疎ましく思っていたでしょうね。しつこく言い続けてきました。

もちろん本音の部分では、息子に継いでもらいたいと思っていますよ。けれど、単に息子だからということで継ぐような店にはしたくない。厳しいようですが、息子が吉兆に入ったとして、一社員で終わる可能性もある。ほんとうに適任なのかどうか考えなくてはいけませんから。

息子二人は、すごいケンカもするけれど、仲がいいんです。二人で力を合わせて、吉兆を盛り立ててくれるのが理想ですね。吉兆という料理屋の歩みと家族の関係は、切り離すことができない。きっと息子たちも、そう考えてくれていると思っています。

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