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京丹後市が丹後産コシヒカリの味の向上や生産拡大を目指し、無農薬、無化学肥料栽培の実証実験を行っている同市久美浜町の「トライアル農地」で25日、関係者らが稲を収穫し、実験初年の反省点などを話し合った。
市職員や農家のほか、市専門員としてコメの味などについてアドバイスする京都吉兆総料理長の徳岡邦夫さん(49)ら19人が参加した。
関係者らは、733平方メートルの農地からコシヒカリ約120キロを収穫した。収穫後の座談会では、技術指導する福井県の農家高見高央さん(75)らが「雑草が繁茂し、稲に十分な栄養がいきわたらなかった」などの課題を指摘。来季に向け、田植えの前に土と水、肥料を混ぜ合わせる「代かき」を複数回行うなど改善策を確認した。
「トライアル農地」は今年4月に始まった3カ年事業。米作農家の安定収入確保と丹後産コシヒカリのさらなるPRを目指す。
(中西英明)
【写真説明】稲を手刈りする京都吉兆総料理長の徳岡さん(右)ら関係者たち=京丹後市久美浜町女布
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