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体験することで想像力は育つ
体験することで想像力は育つ

徳岡:最近はインターネットやテレビなどで、瞬時に情報が取り出せる時代です。すると情報だけが先走りして、それだけで満足してします。実体験をするような場が、どんどん少なくなっているような気がします。

茂山:そうですね。生のお芝居などは、まさしく存続の危機。わざわざ、劇場に行かなくてもDVDを見れば済んでしまいますから。場を共有して生まれる空気感。そんな一体感を感じてもらうのが醍醐味なのですが。

徳岡:情報はあふれているのに、本質的なことが伝わってないのかもしれませんね。

茂山:祖父の千作が「博物館に入るような人形になってはあかん」と言っていた言葉が思い出されます。だからこそ、曾祖父の代から、どんな小さな場所でも、お客様がいれば出向いて演じようとしたのですね。もちろん、それは古典的世界から見れば、とても異端な行動だったようですけど(笑)。

徳岡:それが「お豆腐狂言」と言われるようになった所以ですよね。実は『吉兆』にも昔、存続の危機がありまして。料亭の閉ざされたイメージを払拭しないと、風土とか歴史とか、先人が積み重ねてきたものを失うのではないかと、悩んだことがありました。突き詰めた結果、この場に来ていただいて、ありのまま直接触れてもらうことが一番なのではないかと。情報はすべてオープンに。ルールなども、そこで体験して覚えるようにしてね。伝統文化もそう。茶も香も狂言も…大げさにまつり上げるのではなく、近いところで体験するからでこそ「すごいことやなぁ」と、納得できるのだと思います。それがまた、次の世代へ繋ぐためのヒントになるはずで。

 
身近にあるものこそ大切にする

茂山:今、ナショナリズムが話題になっていますけど、ちょっとしたことでいいんですよね。少し大げさすぎる気がします。子供の頃から育ってきた中にある原風景や身の回りにあるものを大切にする。感動したり、笑ったり。誰の心の中にもあるそんなピュアな思い出を、溜めておけばいい。その積み重ねで、育まれていくものだと思いますね。

徳岡:家庭とか、友人とか。小さい単位で、それぞれが幸せだと思うことを考え実践することですよね。だから、人とのつながりが大切です。京都はそこに濃密な文化がありますね。それぞれの良いところを吸収し、進化適応してきたという背景があって。そのエネルギーが、脈々と今につながっています。それが京都の魅力の一つなのかもしれません。

 
茂山逸平

しげやまいっぺい/
1979年、二世茂山七五三の次男として生まれる。父および祖父四世茂山千作、曽祖父三世茂山千作に師事。83年『業平餅』の童で初舞台。国内外での狂言舞台にとどまらず、映画やテレビへの出演、また兄・宗彦と供に、著書に『茂山宗彦・茂山逸平と狂言へ行こう』(旬報社)がある。

ダイナースクラブイベント京都吉兆嵐山本店会食会 ダイナースクラブイベント京都吉兆嵐山本店会食会
9月16日(土)吉兆嵐山店のお座敷で茂山逸平氏の狂言を鑑賞。今回の演目は、謡を中心にした「寝音曲」を予定しているそう。目線が低くばたばたしないので、会食中でも無理なく楽しめると思います。笑いの要素が強い狂言。一緒に笑ったり、歌を口ずさんだり。どんどん参加していただくと楽しさが倍増します」。
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