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徳岡 料理の源である「生産」に関して問題意識を持っているんですが、外でお話してるうちにある企業さんと話が発展して、生活に密着したもの、生きるために必要なものをあるべき姿で流通させようという試みを始め様といています。例えば、京都吉兆用に造ってもらっている醤油を提案するのですが、造り方もオープンにして、希望者の意見も採り入れながら、どんどん必要な要素を入れて新しい商品を開発していこうと。また、生産現場を含めた環境問題もこれからの課題ですから、健全な自然環境を促す意味で、ネット上の話し合いの場として、バーチャルの「食コミュニティー」を作りました。

◆-「吉兆」にとっては、何らかの役割を果たすのでしょうか。

徳岡 「吉兆」の新ブランド、価値観の新しい考え方ができると思います。ただ名前が通っているということではなく、「吉兆」というのは真っ当な事をしている会社で、今の社会に必要なんだ、一つの拠り所になるんだという新しいブランドにしたい。

◆-それは、これまでの「吉兆」の存在では、もう立ち行かなくなってきたということなのでしょうか?

徳岡 僕は、一人の人間として湯木貞一が大好きなんです。お茶や文化に精通し、吉兆風という技術も作った。でも、最大の偉業は「吉兆」というブランドを作った事だと思っています。今はそれで食いつないでいるようにも感じます。それはあまりにも大きく その事を可能にしているのです。ただ、湯木貞一の作り上げたそれは日本料理というカテゴリーの中でだけで通用する物なのです。その環境下において 今の価値観に合った新しいスタンダードを作らねばならないという事です。社会にとって健全なものとしてね。

◆-それには違う表現が必要だと?

徳岡 美味しさとは何かを科学的に説明したり、これまでクローズしてきた事を解き放つことで、お客様自身に判断してもらおう。「私達はこういう風に思って料理を提供しています。それは、正しいと思いですか?受け入れてもらえますか?」、もしくは「こんな高いお金を払っても、来ていただけますか?」とね。

◆-それは「吉兆」の業績の推移とも関係があるのでしょうか?

徳岡 バブルが崩壊してからも、私共のグループは毎年出店して、ほぼ成功しています。京都吉兆も前期は売り上げも利益も過去最高でした。ところが、(2001年)5月ぐらいからがたっと落ちました。株式市場の影響や同時不況の陰りでしょうか、消費者の皆さんもさすがに控えるようになりましたね。(2001年度決算は、前期を若干ではありますが 上回りました。「2002/6月において」)嵐山本店は、敏感なんです。お客様が京都駅前にあるホテルグランヴィアの支店の方に流れましたし、グランヴィアの価格は嵐山のおよそ半分ですが、一度体験してもらうと、「何だ、これならいけるじゃないか」となる。今までは「いくら取られるか分からない」という感じだったのが、ホームページを作って広報したりした結果、変わってきた面もあると思います。

◆-インターネットは他にもいろいろと活用されているようですね。

徳岡 社員の求人も、厨房を除いて、新卒はインターネットだけで求人しています。昨年は20人程採用しました。もう10年になりますが、バブルが崩壊して、価値観を変えねばならないと思った時に、何が必要と いうと、”人”だと思ったんです。僕一人では何もできないと痛感しましたからです。

◆-そうした徳岡さんの試みは「吉兆」グループにも伝播していますか?

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