1.パーティーは大盛況。2.左から福山哲郎参議院議員、マネックス・ビーンズホールディングス、松本大代表取締役社長CEO、西村証券の西村永良取締役社長。3.三味線の音色と、舞が会場を盛り上げる。4.細見美術館5.武田双雲氏のパフォーマンスも。6.ボディのあるトリガイオ・ベネヴェンターノ・ロッソ。7.古ーティな楽リマ・クリスティ・ピアンコ・ビアンコ。
「salute!」スローフード国際理事、ジャコモ・モヨーリ氏の乾杯の音頭で、華やかに幕を開けた、「フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ社ワイン試飲会」。舞台は京都の文教地区である岡崎にある、細見美術館の最上階に佇む風雅な茶室「古香庵」。京都スローフード協会と、モヨーリ氏の尽力により、イタリア食文化の象徴であるワインと和の文化の塊である茶室のコラボレーションという粋なはからいが実現した。その美味なるワインの造り手であるヴィンチェンツォ・エルコリーノ氏は、地元カンパーニャで、ギリシア・ローマ時代から自生する地域種を甦らせるなど、ワイン界のスローフード的革命児として高い評価を受ける一方、食育のプログラムにも熱心に取り組む活動家だ。赤白、計6本のワインはどれもナチュラルながら、味わいは力強く、イタリアの大地を感じさせてくれた。
また、スローフード協会の価値ある活動を広く知らしめ、食文化への喚起を促そうと、一肌脱いだのが「京都吉兆嵐山本店」の徳岡邦夫氏。活動に健全な力を持たせたいからと、政治家IT関係の雄など、各界の第一人者を招致し、食と文化について語り合う場をさらに有意義なものへと高めた。雅な芸妓の舞や、若き書道家・武田双雲氏のパフォーマンスも加わり、思い出深い宴となった。
さて、盛り上がるスローフード活動を継続するためにもビジネス性は必要。その可能性について、ゲストの各界著名人に話を聞いた。