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大好きな人、湯木貞一への思いを胸に、吉兆の新たな道を探っていく
今、徳岡さんは食育をはじめ、地域活性などのプロジェクトから要請を受け、料理のプロとしてサポートする立場でさまざまな活動に参加しています。
「ここにこられる方だけの吉兆で終わらせたくない、吉兆とは関係ない方にもお役に立つことで吉兆の存在価値をもっともっと高めて行きたいんです。人の出会いがあり、社会に貢献してつながりを深め、生きていく。僕も吉兆もそうあるべきやと思うんです」
多忙な日々を過ごす徳岡さんにとって、京の町は自分を見つめ直す大切な場所だそうです。不安や重責でいっぱいだった若かりし頃、晩春のある日、嵐山の堤沿いの道を歩いていて、ふと上を見上げると、花吹雪がいっせいに舞い、薄紅色の花びらの向こうに、新緑の嵐山が匂い立つような輝きを放っていました。
「散る花びらは死、新緑の芽吹きは生。生と死のコントラストをこれほど鮮やかに見られるのは京都だけやなあと、なんだか力が湧いてきたんです。悠然と時を刻む京の町で、人は癒され、自分の心の奥底を見つめ直すことができる。僕にとって京都は、必要不可欠な場所です」
最後に、湯木貞一氏は徳岡さんにとってどんな存在なのかと問うてみました。すると「大好きな人」と響くように応えがかえってきました。そのものになりたかった憧れの人、理想、そして越えられない大きな山。徳岡邦夫という生きかたを見出し、着実に歩んでゆく今、徳岡さんは素直に「大好きな人」と晴れやかに言い切ります。祖父、父、息子へと流れ、つながり、新しく生まれていくもの。時代を超えて、変わるもの、変わらぬもの。それぞれの勇気を貫くことの強さと潔さを、徳岡さんの穏やかな笑顔の中に、見たように思いました。

徳岡邦夫
「東京やニューヨークと時の進み方は同じはずなのに、なぜか京都を訪れる方は、ゆっくり過ごすことができるとおっしゃいます。たとえば高い天井のお寺があったり、広い庭があったり、ゆっくりと話す京言葉に触れたり。あるいは、庭や自然、、市場に並ぶ旬の食材、そんな身近なものからも、花鳥風月の世界を感じることができるからかもしれませんね」

■京都吉兆嵐山本店 京都市右京区嵯峨天竜寺芒馬場町58 075-881-1101
昼36,750円〜、夜42,000円〜(税・サ込)



徳岡 邦夫(とくおか くにお)
1960年大阪生まれ。1995年から京都吉兆嵐山本店の料理長として現場を指揮。2005年1月、日本料理界から初めて世界のトップシェフが集まる「第三回インターナショナル・サミット・オブ・ガストロノミー」に参加。イタリアのスローフード協会にも数回にわたって招かれている。『嵐山吉兆夏の食卓』(バジリコ)が好評発売中。
 
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