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「ソフィアがやってきた!」第67回は、京都吉兆嵐山本店総料理長の徳岡邦夫さんの登場。
徳岡さんは、亀岡市立高田中学校2年生39人に、炊き上げたご飯を味わわせ、今日に至る自らの半生を語る。
生徒は、伝統と独創の料理の神髄ばかりか、その人柄と独特の人生哲学に魅了されていく。


「ミシュランガイド」三つ星シェフを獲得したばかりの徳岡さんが、その料理の真価を、と選んだのが、お米の炊き方。「初めチョロチョロ」では、料理に合うご飯は炊けない、と特製の銅釜で一気に炊き上げる。泡が吹き出すと、開けてはいけないはずのふたを開け、混ぜる。なのに、ふっくら、何ともおいしいご飯が…。生徒は、常識を問い直し、常においしさとは何かを追い続ける料理人の魂を実感する。

この間、徳岡さんは、サッカーと受験が交錯する中学時代、寺での修行から、世界に通用する料理人となる決心をした20歳のころのエピソードなど、「青春の彷徨(ほうこう)」を披露。自分の今の位置を知り、目的に向かって突き進む大切さをいい「あきらめなければ、何だってできる」と、生徒を激励した。

本紙ホームページでも動画で紹介しています。

【写真説明】「世界に通用する料理人めざし、時に、常識を問い直し、見なおす」(14日、亀岡市・亀岡市立高田中学校)
 
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