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葛巻町畜産開発公社 |
1976年設立。修学旅行生、中国人農業研修生を受け入れ、自然体験、食育体験の場を提供してきた。2005年の売り上げは11億円。84年から始まった県外からのグリーンツーリズムは「いつでも、誰でも、何日でも」受け入れできるのが特長だ。昨年度は、短期宿泊研修で467人、日帰り研修では1万8137人を受け入れた。8年前からは、町内農家のファームスティの窓口にもなっている。
体験学習のプログラムは1.通年=酪農、食育、木工など2.冬季=小中学生に地域・自然とのふれあいを通じて食と命の大切さを学ばせる2週間の自然体験村「スノーワンダーランド」の2本立て。ホームページhttp://www.kuzumaki.jp/
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中村哲雄理事長(葛巻町)の話
22年に「及びグリーンツーリズムの取り組みを評価して頂き、ありがたい。葛巻は、酪農と林業の町。畜産バイオマス発電、風力発電などクリーンエネルギー日本一の町をキャッチフレーズにしている。第三セクターで町おこしをしていて、売り上げ17億7000万円。170人を雇用し、そのうち70人はUターン青年。食と命の尊さを伝える酪農教育ファームなどにも取り組んできた。安全で安心な食料、緑とゆとりを提供しながらグリーンツーリズムを一層推進し、地域活性化に結び付け、社業を発展させたい。 |
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暮らし考房 |
13戸の金山町杉沢地区で農林業を営む栗田和則、キエ夫妻、長男和昭さんが中心になって運営している山里暮らし体験交流施設。「山村に暮らす自信と誇りと希望の創造」を掲げて13年前に設立した。
B&B(ベッドと朝食)方式の農家民宿経営や、特産イタヤカエデの樹液を生かした清涼飲料水「メープルサップドリンク」、「メープルビール」の開発・販売、藍染めやチェーンソーアートの体験などを通じた都市住民との交流、哲学者・内山節氏を講師にした山里哲学講座など多彩な活動を展開している。
一晩に5人まで宿泊可能な民宿にはこれまで約1000人が泊まった。ホームページhttp://www.town.kaneyama.yamagata.jp/shizen/002/
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栗田和則代表の話
暮らしを支点に、豊かさとは何かをもう一度考え直そうという活動を始めた。山村では、山村で暮らしてゆく自身と誇りと希望をどうつくっていくのか、が急務。その一番大きなキーワードが都市との交流、グリーンツーリズムだ。家族で続けてきた15年のささやかな活動に光を当てて頂き、感謝したい。
メープル(カエデ)の樹液でいろんな商品開発をし、哲学の連続講座をし、交流するということを村の13戸でやってきた。どこででも、誰でもできる都市との交流を通した地域づくりだ。 |
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しまなみグリーン・ツーリズム推進協 |
広域にわたる活動や、タコ飯づくりなど75もある体験メニューが特長だ。99年の本四架橋西瀬戸自動車道「瀬戸内しまなみ海道」開通で一時活性化した島嶼部が過疎・高齢化で再びさびれていくのを何とかしよう、というのが発端。
17の直売所をそれぞれ個性的にし、ネットワーク化した。「しまなみ産直市マップ」を作った。販売額は2000年の約5800万円が、2004年には約9300万円まで伸びた。
「ふるさとの味」「農・漁業収穫」などの体験メニューを作った。修学旅行生らの体験交流を受け入れ人数は2001年当初の459人から、2005年ンは9500人に増えた。ホームページ(http://shimanami.ciao.jp/shimanami_gt.html)
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野間征子会長の話
合併前は9町村の小さい島々のつながりで広域なグリーンツーリズム運動をしてきた。県などのお陰でこういう賞を頂け、ありがたい。生活改善グループに中核農業者、漁業者を巻き込んで、体験メニューを増やしてきた。魚と農村の食材で都市住民の受け入れをしている。皆、地域活性化のために、自分のためにやっている。今自分のできる事をできるようにやるのをモットーに、ますますの発展を望んでいる。自分たちも年の人たちも癒されるような、十分なゆとりのある事をしたい。 |
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四万十楽舎 |
廃校になった小学校舎を生かした自然体験型宿泊施設。「都市と農村村の懸け橋」を目指し、観光から交流、定住に結び付く事業を展開している。経営の2本柱は、宿泊・自然体験事業と受託事業。
前者は、自作のいかだでの川下り、森林散策やエビのころばし(筒)漁など、四万十川の自然を生かしたメニューが多く、昨年度の体験客は約2100人。
後者は、地域の生涯学習、都市と農山村の交流、地域調査などで、仮称「廃校舎活用全国ネットワーク」構築の準備をしている。今年度。県から「こうち体験ツーリズム大学」設立委託業務を受託した。ホームページhttp://www.netwave.or.jp/~gakusya/
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山下正寿副会長の話
スタッフや優しい地域の人たちに支えられて賞を頂いたと思っている。土佐の教育改革の流れの中で、子供たちが楽しく集まる場所を、という願いから楽舎をつくった。補助金ももらわず、独立採算制をとろうと、宿泊事業を展開した。地域全体に還元できるよう、インストラクター養成講座、ツーリズム大学などの委託事業も。来られた人をやんわり包む高知の人だ。都会から人の肩書きを外して楽しんだ後、自分の能力を地域に発揮してほしい。 |
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