Flavors from East and West
東洋と西洋の美しき融合
東の代表は、京都嵐山の「吉兆」徳岡邦夫氏。西の代表は、パリジュエラー「カルティエ」。ともに伝統を重んじながら、革新し続けている2つの老舗メゾンが織りなす美の競演とはいかに?
Photos:Junai Nakagawa Editor:Ikuko Dobashi
春菜と結びのブローチ。(写真:右)
日本ではお祝いのモチーフとして使われる“Noeud(結び)”。直線のラインにダイアモンドを埋め尽くし、赤いルビーをアクセントにしたシンプルかつ可憐なデザイン。かたや、くるくるとした曲線や緑の深い色合いが美しい春菜の“こごみ”。春の訪れとともに出てくる野菜ゆえ、季節を食す懐石料理に欠かせない山菜である。ブローチ(PT×ダイアモンド×ルビー)\10,185,000/Cartier(カルティエ インフォメーションデスク)
貝のお造りとカラーストーン。(写真:左)
色鮮やかなプレシャスストーンが美しいゴージャスなネックレス。石にはエングレープ加工を施し、ポエティックな雰囲気に仕上げている。そんなネックレスを引き立てるのが、緊迫を貼った貝の器に美しく盛られた赤貝と帆立のお造り、色石の瑞々しさを際立たす青竹?も印象的だ。ネックレス(PT×WG×サファイア×ルビー×エメラルド×ダイアモンド)\609,000,000/Cartier(カルティエインフォメーションデスク)