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ではここで、手みやげ披露とまいりましょう。まずは池坊さんから、どうぞ。

池:徳岡さんは、私のイメージの中では元気な太陽のような人なんです。そのイメージの花束です。

徳:ありがとうございます。太陽のように頑張って生きていきます。

池:千さんは昔、お会いしたきりで、ほんとうに久しぶりなのですが、お茶花を使いたいと思いました。お茶花を寂しい感じではなく、遊び心でまとめてみました。

プレゼント交換会のようだった、手みやげ披露。
プレゼント交換会のようだった、手みやげ披露。次々飛び出す冗談に笑いが絶えない放談だった。

千:うれしいです。

池:それから、生年月日を調べさせていただいて、卯年でいらしたのでウサギの柄のお扇子を。

千:素晴らしい。(扇子を広げて)可愛い。いいですねえ。

池:徳岡さんの生年月日はすぐに分かったのですが、お誕生日の5月3日にちなんだものにしました。やんちゃな男の子っていう感じでしょ。だから、ぴったりかな、と。

徳:僕らしい(笑)。

扇子を包んである風呂敷に、意味はありますか?

池:はい。これは家元継承60周年記念のものでして、父の書きました「花」という字と、父の名をあしらったものです。

では、今度は徳岡さんから。

徳:僕は今日はお渡しできない手みやげです。おいしいものを出来たてで食べていただきたいので、お持ち帰りではなく、いい日をご指定いただいたら、お昼でも夕方でもお持ちしたいな、と思ってます。私が自ら作りました鱧しゃぶのセットです。

池・千:わあ贅沢。うれしいです。

徳:ご家族でも、お友達とでも。

池:じゃ、50人ぐらいのパーティーの時にお願いしてもいいですか(笑)それとも、10回券とか。

千:いいなあ、10回券か。

徳:ハハハ。こうやっていつもいじめられてるんです。

池:まあ、人聞きの悪い。でも、うれしいです。秋になったら、鱧松茸とか、いかがでしょう(笑)。

では、千さん、いきましょう。

千:人の家にお招ばれした時は、自己紹介にもなるので、よく、お茶箱を持っていきます。それに季節のお菓子を添えて、「よろしければ、みなさんで、お茶一服いかがですか」と。そうすると、お話も弾みますしね。自分としては、実はこれが一番楽なんです。手の内にあるものですし。自分らしいことをするのが一番。では、お茶を点てましょう。

徳:すごいですよね。若宗匠直々のお手前ですよ。

千:はい。デリバリーサービスで。

池:これは、すごいことですね。

千:そろそろ、お菓子をどうぞ。今日のお菓子は、<亀末廣>さんのそまづと。今、一番はまってるお菓子なんです。甘さは葛の甘さだけ。中にひと粒、大徳寺納豆が入っていて、甘みを引き立ててくれてます。お茶のお菓子というのは、お茶を飲みたくなるような甘みを持っているんだけれど、お茶を飲み終えたら、甘みも何もスッと消えてしまうのが理想的なんです。これは、かなりその理想に近いもの。作って数時間しか持たないので、京都しか食べられないものです。

池:そういうものが楽しいですよね。わかっていらっしゃる方に差し上げるなら、なおさら。あ、お茶、頂戴いたします。

こうして、みなで2服ずつお茶をいただいたあと、徳岡さんが千さんにお茶を点てたりして、「これぞ、まさに主客転倒」「お稽古つけていただいてるみたい」などと、存分に楽しんだ。空間、空気、気分まで手みやげにする千さんの風雅なワザに、ふたりは感動。「手みやげとは、相手に喜んでもらいたい、という気持ちこそが原点」。これが、、3人の結論である。

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