天龍寺門前から大堰川に架かる渡月橋のあたり一帯は嵐山と呼ばれる景勝地。嵯峨天皇が奈良吉野の桜を移植させて以来、花の名所となったのだとか。「吉野の花の種取りし、嵐の山に…」と能の「嵐山」が伝えています。古来、多くの歌人によって歌にも詠まれた嵐山の桜は現在五千本とも言われています。この嵐山の桜を愛で、中国の故・周恩来首相が詠んだ詩の歌碑が亀山公園に立っています。
毎年四月十三日には、数え年十三歳になった子どもたちが大人の知恵を授かりに渡月橋対岸の法輪寺にお参りします。「十三参り」と呼ばれる通過儀礼で、晴れ着を着た少年少女たちの姿も風景に花を添えます。
【天龍寺】【嵐山】
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
TEL.075(881)1235
拝観料 庭500円・本道600円
拝観時間 午前8時30分〜午後5時30分
市バス「天龍寺前」下車
嵐山電鉄・JR嵯峨野線「嵐山駅」下車 |
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トロッコ列車(トロッコれっしゃ)
【観光鉄道】
廃線となった旧山陽本線の線路を走るトロッコ列車で保津川の渓谷にみる桜は格別。座席は全席指定でJR西日本の主な駅、旅行代理店などで1ヶ月前から購入できます。
トロッコ嵯峨駅〜トロッコ亀岡駅
075(861)7444
嵯峨野観光鉄道 大人600円(片道・全席指定)
定休日 水曜(祝日は運転)
12月30日〜2月末日(要問合せ) |
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