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20世紀のフレンチガストロノミーの巨匠、ジョエル・ロブションの弟子として羽ばたいてはや10年。今年、満を持しての3ツ星に、本人もやっとそれに見合うだけの料理が創れるようになったと豪語する。まず地球環境にとっても大切なことは人類が健康と幸せな暮らしを手に入れること。それには、まず美味しい物を食べなくちゃ!殺虫剤を撒き散らした畑で採れる野菜や果物は使いたくない。でも数に限りがあるビオでは毎日200人以上の客をサービスする彼の店では到底無理。そのジレンマに泣く。しかし、アイデア次第では客を充分に感動させられることに身をもって挑戦。人参やビーツ、牛の骨髄といったフランス人にとっては日常の食材を、どうやったら感動できる一皿に変えることができるのか?そこに25年間の料理人人生の全てが凝縮されている。若い頃はできる限りのテクニックを試みていたが、今はできる限りシンプルに美味しさを引き出すことに腐心する。
ビーツとコンテチーズを薄くスライスした、シェフのシグネチャーメニュー。
Frederic Anton
フレデリック・アントン(シェフ) |
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ジョエル・ロブションの一番弟子として『ジャマン』から『レストラン・ロブション』の通算7年間を過ごす。1997年、『プレカトラン』のシェフとして1ツ星。99年に2ツ星。2000年にはMOFを取得。05年には、もっとも3ツ星に近いとされる「エスポワール」に選ばれる。そして今年、ついに3ツ星に上り詰めた。達筆で有名な彼は、手書きの履歴書がロブションの目に留まり、採用された逸話がある。 |
Restaurant Le Pre Catelan
レストラン・ル・プレカトラン
住所:Route de Suresnes Bois De Boulogne 75016 Paris, France
tel.+33-1-44-14-41-14
営業:ランチ12時〜14時30分、ディナー20時〜23時
休日:日曜(11〜3月の間は土曜のランチ及び月曜)
料金:「ビーツ、コンテチーズの薄切りとナツメグ」50ユーロ
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