MEDIA メディア
食べてくれる相手を想定しつつ、あれこれ工夫し創りあげるのが「料理」

―私はいま50歳なんですけど、料理が好きでよくつくっているんです。食事のために必要に迫られてつくっているわけではなく、自分にとって、料理は自己表現なんです。

徳岡:料理に限ったわけではなくて、なんでも本気で一生懸命やったものが、成果となって表れて、たくさんの人に評価してもらえたら、そんなうれしいことないでしょう。自分の存在価値を実感できるからです。それが自己表現だと思うんです。料理もそのひとつ。ただ、あくまでも相手ありき。これが自分のつくりたかったものなんだ!で終わってしまっては、自分の存在価値は高まらない。それを奥さんでも、家族でも、多くの人に食べてもらって、喜んでもらえたら、存在価値はバリバリ高まるわけですよ。そのために料理をつくるべきだと思うんですね。

prost 男を上げる「和食」 2007年Vol.01

  • ページ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
閉じる